伏見の散歩

この作品はフィクションですが、実際に起こったことを交えています。


ここ最近は勤務続きで疲れている様子の明子。
久し振りに連休となったので、実家に帰るついでに京都の伏見に寄る事にしたという。
ここ伏見は元々「伏水」と言われ、水に恵まれていることが由来である。
なので、埋田のように字面が悪くて梅田に改称する例はともかく、なんか勿体無い。

明子「さて、伏見と言えば美味しいお水、美味しいお酒♪」
この時期はスタンプラリーで所々のスタンプを押せばゴールでお猪口が貰えるので、それもワクワクの1つになっているようだ（かつての自分のように）。

そんなワクワクしながらKTを乗り継いで桃山御陵前まで。
名古屋からだと、金券ショップで株主優待を買うのが最も安く上がる。
桃山御陵前だと、昼から飲める「鳥せい」の最寄駅の伏見桃山もすぐそこである。

駅前の大きな商店街を通り抜けて目当ての鳥せいへ。
お昼なのでお弁当が安いのだが、「折角だから串物を頂こうかしら♪」だそうだ。
（2年前のシンと同じパターン）
目の前に大量の串焼が並べられている。
「これが名前に聞いていた鳥せいの焼き鳥♪」
美味しそうに食べている。
勿論、日本酒も忘れずに。

今日のことをシンに報告したようで、「シンさん、シンさん！今日は実家に帰るついでに伏見を歩いてきて、鳥せいで焼き鳥と日本酒を堪能したんですよ♪」とはしゃいでいる。
シン「それは良かったね♪あそこはお昼の弁当も美味しいんだよ♪」
明子「そうなんですね！今度は一緒に行きましょうよ♪」

P.S.シンがJR西日本にいたのは昔学生だった時だけで、今は名ばかり大手私鉄の1社におります。