この電車は鳴海から急行に変わりまして新安城から準急に変わります

今度乗りに行く（かもしれない）名鉄を見てみると、途中の駅で種別変更するのが多いらしい。
気になって更に調べてみると、「名鉄名古屋平日朝珍運用・煩雑な案内」なるものがあり見てみる。
すると、「この電車は鳴海から急行に変わりまして新安城から準急に変わります」と2回も変わると言う異例の種別変更が行われている。
普通→急行→準急と早くなったり遅くなったりとけったいでもある。
ちなみに、これは名古屋からの種別の変化であるが、始発の岐阜→新鵜沼→名古屋までは急行となるので、3回変わっているようである。
更に、併合と分割の都合上、2+2+4両で走り、ここでは珍しい普通の8両とか急行同士の追い抜きとか。

ちなみに、新安城から準急に変わるのは西尾線の南桜井に止まるかどうかの違いだが、南桜井に止まるのにこだわる理由でもあるのだろうか？
止まる意味があるというなら、南桜井停車の急行では都合が悪いのだろうか？
元々、名鉄（に限らず名古屋周辺）は特別停車が大好きなんだから。


ちなみに、関西ではJR京都・神戸線で快速が各駅停車になる区間では普通になるのが日常的にある他、朝早くに大和路線から奈良線に直通するのが平日にあり、運転系統上の境目である奈良で普通から区間快速又は快速に変わるのが数本。
湖西線の快速は京都・神戸線では新快速になる。

次は実物を見てなくて時刻表での表記がそうなっているだけなのかもしれないが、長浜6:55発が米原まで新快速と書かれていないが、直後に出る（本来の）新快速に繋げられている。
長浜～米原間は新快速も各駅に止まるので、実質的には新快速と言ってもいいのだろうけど、正式な種別が気になる。


私鉄は滅多にそんなのがなく探すのが大変だが、KHでも深夜に1本三条で特急が普通に変わるのがある位だろうか。
これに関して「えきから時刻表」で検索すると、何故かしばらく後の電車が第一候補に挙がる。
ex.祇園四条→神宮丸太町
出発を0:27で設定すると、例の種別が変わる電車は0:28発だが、それは第二候補に挙がっている。
おそらく、この特急は公式には三条行きとして運転され、三条で接続する普通に乗り換えとして扱われているからだと思われる。
それをたまたま1つの車両で直通しているのを認識できないのだろう。

KT・HSでは名前の上では同じだが、その会社を跨ぐ事で色が変わる快速急行がある。
KTは赤、HSは青。

昔はKT南大阪線で8時位に急行が橿原神宮前を出て、古市で先に出た準急に繋がり、そのまま準急に変わるのがあったのは記憶に新しい。
こちらは、橿原神宮前→急行→古市→準急→大阪阿部野橋となり、段々遅くなると捉えられなくもないが、実際には準急の停車駅は古市～藤井寺間は普通を補う為各駅に止まるので、ある意味2回種別が変わるけったいなものとも見れる。